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上手にメンズ脱毛サロンを選ぶには?

脱毛という行為は古代からおこなわれてきました。もちろん美容の意味合いもありますが、たとえば気候の厳しいエジプトではシラミ対策の意味もあったようです。
脱毛に使われたのはカラメルで、柔らかい状態のものを肌に塗り、固まったところをそのまま剥がしていました。つまり今のワックスと同じ要領です。

日本では「源氏物語」や「枕草子」などの文学作品から、平安時代に眉毛の処理がされていたことが分かっています。
江戸時代になると木の実から抽出した油と砕いた軽石を混ぜ合わせ、それを部位にすりこんで毛を摩耗させていたそうです。

ただ、以上のものはいずれも「除毛」にすぎず、ムダ毛が半永久的に生えないようにする本当の意味での脱毛は、近代に入ってからのことになります。

特に21世紀になると新しいテクノロジーが応用されるようになり、脱毛方法も大きな変化を遂げます。それまで毛抜きやカミソリで自己処理をおこなっていた人もそれらが肌に悪い事実を知り、プロがしっかり施術してくれるサロンや医療クリニックに通い始めました。おかげで新しい店や医院が毎月のようにオープンし、ブーム状態を呈しています。

さらに脱毛ブームの影響は女性にとどまりません。以前(2017年の秋)、テレビの『マツコ会議』で、男性の脱毛事情が話題になったことがあります。

そこでの聞き取り調査によると、脱毛サロンの中には顧客の男女の割合が拮抗しているところもあり、しかも男性客の年齢層は30代から40代が中心とのこと。
脱毛の施術を受けることはちょっと後ろめたいので喧伝はされないのですが、剛毛のむさ苦しさを気にする男性が増えたせいで、脱毛が相当な広がりを見せているのは確かなようです。

ただ脱毛にチャレンジしたいと密かに思ったとしても、「サロンや脱毛クリニックというのは女性が行くところ」という先入観があり、男性には何となくハードルが高いものです。

また「契約と施術に必要な料金は?」「脱毛が終わるまでどれくらいかかる?」「施術回数は?」といった疑問がネックになり、結局は施術をあきらめてしまう男性も少なくありません。

そこでこのサイトを立ち上げてみました。メンズ脱毛サロンに注目し、そこで使われている「光脱毛」の詳細、その施術コスト、痛みの程度、そしてサロン選びのポイントについて紹介していきます。
脱毛にチャレンジしたい男性の方々、どうか参考になさってください。

光脱毛とはどういうもの?

光脱毛について
「毛穴に電気の流れる針を突き刺して、毛根を焼いてしまう」——

脱毛の施術について、こんなイメージを持っている人がいます。

これは別に間違ってはいません。実際に20年ほど前まで、脱毛士たちは針状の電極を毛穴に挿入し、電気を流してムダ毛を処理していたのです。

この方法は19世紀末に米国で考案されたもので、「電気分解脱毛法」と呼ばれています。ちょっと乱暴なやり方に思えますが効果は優れていて、うまくいくと一生肌がツルツルになるために世界中に広がりました。

日本でも「美容電気脱毛」と名付けられて人気のある脱毛方法となり、上記のような脱毛のイメージを生み出すことになったのです(医療クリニックの中には今でもこの方法で脱毛をおこなっているところがあります)。

ただこの電気分解脱毛法、手作業なので労力と時間が要り、施術コストも驚くほど高くなります。
そのために施術を受けられる層は限られていました。

やがて、もっと効率的で料金が安い脱毛方法が登場します。それがレーザー脱毛です。

これはレーザー光線を使って毛根の発毛機能を阻害するというもので、時間のかかる手作業が省ける点で画期的でした。

やがて、この方法から「光脱毛」という別の脱毛方法が考案され、ほとんどのサロンに導入されることになったのです。

光脱毛の原理と種類について

ここで光脱毛をざっと紹介します。

光脱毛では、通常の光とは性質の異なるライトが使われます。ライトはムダ毛に照射されるとそこに含まれるメラニン色素に吸収され、熱エネルギーへと変化。
その影響で毛乳頭などがダメージをこうむり、発毛が止まります。

この施術を長期に渡って続けることで毛が徐々に薄くなり、やがて部位全部が無毛になるのです。

光脱毛にもいくつか種類があり、いまは次のものがよく使われています——

「IPL方式」
「SSC方式」
「SHR方式」
「ハイパースキン法」

それぞれについて少々解説します。

最初に、IPL方式。こちらは「フラッシュ脱毛」とも呼ばれ、サロンで最も使用率の高い方式です。インテンスパルスライトという広帯域の光線が毛根にダメージを与えます。

脱毛効果は高いのですが、ライトの照射時に少々痛みがあるのが難点です。ただそれも軽微なものなので、よほど痛みに敏感な人以外は問題にはなりません。

続いてSSC方式。「SSC」は”Smooth Skin Control”の頭文字を取った呼び名です。

IPLとの違いは、ライト以外に専用ジェルを使うところ。

ジェルに含まれているのは、極小のカプセル(「トレジャービーンズ」)。部位にジェルを塗ってクリプトンライトを当てると、カプセルに含まれる有効成分が毛包に浸透し、発毛を抑制します。

その有効成分は「フィリニーブ」と呼ばれ、サリチル酸、イソフラボン、セイヨウシロヤナギ、メントールなどが入っています。炎症抑制・保湿効果も備えていて、刺激に弱くなった術後の肌をしっかりとケアします。

脱毛はこのジェルの成分でおこなうため、ライトは低温でも構いません。
ですから痛みは大変軽くなります。

次にSHR方式。「SHR」というのは”Super Hair Removal”を略したもので、「蓄熱式」とも呼ばれます。

これまでの方式は毛根全部にダメージを与えていましたが、SHRは毛根の一部分・バルジ領域が攻撃の対象になります。

このバルジ領域は、毛球部に刺激を与えて発毛をうながしています。つまり、バルジ領域を攻撃すれば、ほかの器官はそのままでも発毛を食い止められるわけです。

バルジ領域の場所は肌表面に近く、ライトが低温でも損傷を与えられます。そのため、ほぼ痛みのない施術ができます。

最後にハイパースキン法。こちらは発毛因子を標的にするため、メラニンに乏しい毛でも脱毛できます。光は36〜38度の低温なので痛みはなく、むしろ施術中は気持ち良いくらいです。
ただ、男性のヒゲには向いておらず、他の部位の毛しか処理できません。

光脱毛とレーザー脱毛を比較してみる

比較してみる
ほとんどのサロンでは光脱毛が使われていますが、医療クリニックではレーザー脱毛がメインとなっています。この2つを色々な点から比べてみましょう。

施術回数

光脱毛の施術回数、および脱毛できるムダ毛の割合は、以下のようになっています——

・6回  およそ50パーセント
・12回 およそ80パーセント
・18回 およそ95パーセント

一方、レーザー脱毛だと、5〜6回の施術で大体95パーセントの毛が処理できます。

レーザー脱毛は原理的に光脱毛と同じものですが、光線のパワーがとんでもなく強いので、施術回数はかなり少なくなります。

「なぜ一回の施術で脱毛完了というわけにはいかないの?」と思う人がいるかもしれません。それは、施術に使うライトが肌の外に伸びている毛にしか反応しないためです。

毛には「毛周期」と呼ばれる成長サイクルがあり、光線で施術可能なのは成長期の毛に限ります。他の毛は肌表面に出てきていないので、成長期まで待った上で施術しなければなりません。そのため、レーザーのようにパワー抜群の光線でも、何回も施術をおこなう必要があります。

料金

光脱毛の料金の平均相場は、以下の通りです——

・全身…164,700円
・顔…41,033円
・うなじ…19,000円
・ワキ…16,833円
・背中(上下)…71,600円
・腕(ヒジ上)…47,800円
・腕(ヒジ下)…48,600円
・足(ヒザ上)…56,300円
・足(ヒザ下)…55,100円
・VIO…58,633円

一方、レーザー脱毛の相場は、次のようになっています——

・全身…401,945円
・顔…131,325円
・うなじ…57,250円
・ワキ…14,825円
・背中(上下)…91,917円
・腕(ヒジ上)…83,375円
・腕(ヒジ下)…82,500円
・足(ヒザ上)…108,750円
・足(ヒザ下)…100,500円
・VIO…67,975円

これで分かる通り、施術料については光脱毛の方がかなりお得です。

痛み

光脱毛は、痛みに弱い人にピッタリの脱毛方法です。
IPL方式だと少しチクリとしますが、他の方式については痛みらしい痛みは感じられません。

これは、施術に使われるライトのパワーが抑制されているせいです。ただ、そのために脱毛終了までの期間は長くなってしまいます。

一方、レーザーはパワーが激烈で、施術には強い痛みがともないます。その代わりに施術日数は短くてすみます。また何度も施術して毛が減少していくと、徐々に痛みも軽微になります。

色々なケア

サロンだと、脱毛に肌のケアをプラスしてくれる店が多く、店オリジナルのジェルに色々な保湿成分が配合されていたり、術後の部位の冷却に十分な時間を割いてくれたりします。

一方、レーザー脱毛は、医療機関という制限もあってサロンほどのサービスは期待できません。術後の冷却に関しても、全くないところもあります。

心地よいサービスを望んでいるなら、サロンの方を選ぶべきでしょう。

光脱毛&サロンのメリットとデメリット

メリットとデメリット

メリット

・クリニックに比べて施術料が安上がりですむ
・痛みが軽く、特にハイパースキン法を選べば無痛で施術可能
・オプションが豊富で、美肌ケアなどが受けられる
・店の内装が豪華なところが多く、快適な気分で脱毛できる

デメリット

・施術の日数がクリニックより長く、通うのが嫌になる可能性がある
・産毛などのメラニンが乏しい毛は、効果が上がりにくい

どうやってサロンを選ぶ?

サロンを選ぶ
メンズ脱毛サロン選びで留意すべき点をいくつかあげてみます——

顧客は男性オンリーか?

メンズ脱毛サロンというと、「施術に来るのは男性のみ」と考えがちですが、実際は女性でも受け付けているところがあります。

わざわざメンズ脱毛サロンを選んだ男性の中には、施術に訪れた姿を女性に見られたくないという人もいるでしょう。

それなのに、待合室で女性と顔を合わせる可能性がある、というのはイヤなものです。

顧客は男性に限っているのかどうか、契約する前にサロン側に訊いておきましょう。

施術を担当するのは男性脱毛士?

顧客が男性オンリーのサロンでも、必ず男性スタッフがマシンを操作するとは限りません。店の中には、女性の脱毛士が施術をおこなうところもあります。

「女性スタッフの施術は受けたくない」という男性もいると思いますので、男性脱毛士を指名できるかどうか、事前に調べておくべきです。

技術に関する口コミをチェック

男性と女性では、施術そのものは同じようにおこなわれますが、その難易度は違います。

というのも男性は男性ホルモンのために体毛が太く、本数も多くなります。女性の施術時よりも機器の照射出力をあげる必要がありますが、その加減はよほど経験を積んでいないと難しいとされています。

つまりスタッフのキャリアによって、脱毛効果が大きく変わるわけです。

ところが、店の方ではそのスタッフがベテランかどうか明かしてはくれませんし、公式サイトを見ても、脱毛士ひとりひとりの技量などは載っていません。

こんな時にぜひ目を通すべきなのが口コミサイトです。
実際にその店で施術を受けた人が経験談を投稿しているので、脱毛士の技量についても参考になります。

サロンの接客態度をチェック

サロンで大掛かりなコースを選んだ場合、最低でも2年は施術に通う必要があります。

それだけ施術回数が増えるわけですが、もし脱毛士の態度が横柄、あるいは冷淡だと、心地よく施術を受けることはできません。

どれだけ費用が安かったとしても、サービスに満足があるなら店に通いたくなくなるでしょう。

中途解約という結果にならないためにも、脱毛士の接客態度について口コミなどを調べておきましょう。

以上、脱毛志願の男性のために、メンズ脱毛サロンの情報を色々と紹介してみました。いかがだったでしょうか?

現在、脱毛はブーム状態を呈していて、サロンの方では客を呼び込もうと必死になっています。ディスカウントキャンペーンもよくおこなわれているので、公式サイトをマメにチェックするようにしましょう。

家庭用脱毛器を賢く買う方法とは?

以前は「有閑マダムの贅沢」というイメージだった脱毛も、最近はすっかり一般的になりました。
一部のサロンや医療クリニックはコマーシャルのせいで有名になり、予約で一杯のようです。

ただ「わざわざ予約を取るのが面倒くさい」「お金や時間の余裕がない」「スタッフに股間やバストなどの部位を見せたくない」といった理由で、サロンやクリニックを避ける人もいます。

そんな人たちの間でよく売れているのが、家庭用脱毛器です。

「自分もぜひ購入して使ってみたい」という人もいるでしょう。ただ、その価格は決して安くありませんし、種類も驚くほど多く、どれが自分向きなのかすぐには判断がつきません。
気まぐれに購入してガッカリしないためにも、機種の効果や特徴に関して、あらかじめ把握する必要があります。

そこで、このサイトを立ち上げました。家庭で思う存分脱毛したい、という人のために、賢い家庭脱毛器の選び方などについて、解説していこうと思います。

家庭用脱毛器の発売とその普及について

家庭用脱毛器
1980年代に発表された「選択的光熱凝固理論」は、紀元前から続いてきた脱毛の歴史の中でも時代を画する大発見でした。欧米では、その理論を用いた器械が1990年代になって実用化。
そして2000年代に入って日本にも輸入され、施術に使われるようになります。

ただ、それらはあくまでも店舗で使う大型マシン。家庭で自己処理する場合は、カミソリ、毛抜といった昔ながらのツールしか使いようがありませんでした。

そんな中、家庭用にアレンジされた光脱毛器「アイエピ」が2005年に発売されます。

実は以前も家庭用脱毛器は販売されていたのですが、その脱毛効果が良くなかったため、あまり注目されませんでした。
ところがこの「アイエピ」は店舗並みの脱毛ができるというのですぐに大評判となり、家庭に脱毛器を普及させる原動力になったのです。

そして別の人気機種の発売が続き(2009年に「イーモ」、2012年に「ケノン」)、現在の家庭用脱毛器の隆盛をうながすことになります。

これらの家庭用脱毛器の登場は、ムダ毛が大きな悩みだった人にとってビッグニュースでした。

何しろサロンや医療クリニックで施術を受けるとなると、肌がツルツルの無毛状態になるまで数ヶ月から数年、わざわざ店や医院に通わなければなりません。途中でうんざりしてしまう人も多いですし、料金が10万円以上に及ぶことも珍しくありません。

それが家庭用脱毛器だと、店舗と同じような効果が期待できる上にお金も大幅に節約できるのですから、すぐに売れ筋商品になったのも当然でしょう。

ただ脱毛器は、うまく選ばないと当たり外れが大きい、と言われています。以下に解説していく機種の特徴、方式の利点・難点などをしっかり把握し、自分に合った脱毛器を見つけて下さい。

脱毛器選びで注意したい点

注意したい点
下の文章でも解説していますが、家庭用脱毛器の方式にはいくつかの種類あり、その違いが効果にも大きく影響します。

ですから、購入時にはある程度脱毛についての知識が必要で、「色やデザインがお気に入りだったから」といった理由で購入してしまうと、結果に不満を持つことになりがちです。

自分にふさわしい家庭用脱毛器を買うためには、次のような点に注意しましょう——

照射出力の強さ

脱毛効果の感じ方は人によって違うので「絶対だ」とは言えませんが、照射出力の大きさと脱毛効果は比例するのが普通です。結果をしっかり出したい人は、出力の大きいタイプを選ぶ方がいいでしょう。

ただ、パワーが強いと、それだけ火傷、かゆみといった肌トラブルも生じやすくなります。
トラブル回避のためには、出力を細かくコントロールできる機種を買うべきです。

照射範囲も重要

どれだけの面積を1回の照射で処理できるのか。その点は機種によって相当違いがあるため、事前にネットなどで調べておきましょう。

手入れに時間がかかりすぎると、脱毛器の使用そのものが面倒になります。「高い機種を買ったのに、いつの間にか使わなくなった」という羽目におちいりがちなので、照射範囲の数値はしっかりチェックして下さい。

手入れしたい部位に対処しているか?

人によって脱毛したい部位は異なります。

家庭用脱毛器の購入時は「どこの処理に使う予定か」を忘れず、「どの機種が希望の部位に対応しているのか」を確認して下さい。

特に「顔」や「VIO」を手入れしたい人は注意しましょう。他の部位には対応しても、デリケートなところには使えないものが少なくありません。

公式サイトには未対応の部位を記してあることが多いので、まずチェックしてみましょう。

コストパフォーマンスは優秀か?

「本体を安く手に入れて喜んでいたのに、カートリッジの値段にゲンナリした……」

脱毛器の購入については、そんな話を時折耳にします。

家庭用脱毛器にはタイプが色々あります。価格だけでも、2万円弱から10万円強まで機種がそろっていますが、使用とともに消耗するカートリッジの費用を忘れてはいけません。

脱毛器を求める際は、本体の値段はもちろんですが、カートリッジの価格とその交換頻度も忘れずに調べておきましょう。

家庭用脱毛器のメリット・デメリット

メリット・デメリット

メリット

・プロの脱毛よりはるかに安い出費ですむ
・サロンや医療クリニックに通わなくていいので、交通費がいらない
・「人目にさらしたくない」という部位も、徹底的に脱毛できる

デメリット

・うなじ・背中・ヒップといった目で確認できない部位は、手伝いが必要
・一人きりで長期間の処理をおこなうので、つい途中で怠けてしまう
・肌トラブルの予防と対処が、結構邪魔くさい

家庭用脱毛器で永久脱毛はできる?

永久脱毛はできる?
家庭用脱毛器は店や医院にあるマシンを小型化したもので、照射できる光は全く同じです。

ただ、火傷などを防ぐため、照射出力はかなり小さくなっています。そのため、光の強いパワーが必要とされる永久脱毛はできません。

ちなみに、サロンでも永久脱毛は不可能です。一般サロンで出来るのは「抑毛」であって、一旦ツルツルになってもやがて毛は再生します。

永久脱毛を望む場合、医療クリニックでレーザー脱毛を受けて下さい。

家庭用脱毛器の脱毛方式について

脱毛方式について考える
家庭用脱毛器で使われている脱毛方式を、いくつか紹介してみましょう——

フラッシュ式

ほとんどの家庭用脱毛器で採用されている脱毛方式が、フラッシュ式です。サロンと同様、メラニン色素に反応するIPLというライトを用います。

このIPLを肌に当てると、毛根だけが高熱に包まれ、大きな損傷を受けます。
そして長期間照射をおこなうと発毛器官が衰え、毛の成長が止まってしまうわけです。

この方式のメリットは照射口が大きく、ワンショットで広い範囲を手入れできること。そのために処理時間も短く、広い部位には最適です。

火傷防止のために照射パワーは限定されていて、安全対策も完璧です。ほとんど痛みもありません。

デメリットは脱毛完了まで長い時間がかかることですが、それでも1年くらいの照射で、肌が無毛状態になります。

レーザー式

レーザー式は、医療クリニックでよく用いられている脱毛方式です。ムダ毛のある肌にレーザー光を当てると毛乳頭などの発毛器官が損傷を受け、毛が伸びなくなります。

レーザー光は指向性が高い(まっすぐ進んで広がらない)ため、その破壊力は強烈です。脱毛完了までの日数も短くてすみ、約3ヶ月で効果が出てきます。また、指などの細かい部位を処理したい人に向いています。

ただ欠点もあり、広い部位だと1回の処理に時間がかかり、打ち漏れも起こりやすくなります。

そして破壊力が強いゆえの「痛み」も大きなデメリットです。ネットでも「思った以上の痛みがあり、つい『うっ』と声がもれました」「照射の直前は怖くて鼓動が激しくなります」といった口コミが目立ちます。

特に痛みを感じやすいのは、脇、骨付近のスネ、デリケートゾーンなどで、もしこれらの部位を手入れするなら、パワーを相当小さくした方がいいでしょう。

あと、レーザーは黒色にぶつかると熱エネルギーに変化します。日焼け、シミ、ホクロには何かカバーをするか、照射自体を避けるようにして下さい。

高周波(超音波)式

ムダ毛をピッカーと呼ばれる金属の先端でつまみ、ごく弱い電気を流して発毛を阻害するのが高周波(超音波)式。光を使わないため、眉・額の生え際といった目の周りの部位も安全に手入れできます。

また、他の方式では処理の難しい日焼け肌の毛・白髪も、高周波の場合、対処可能です。

ただ、1回の処理には手間がかかり、足・背中などの広い部位だと大変です。ささっと手入れをすませたいなら、フラッシュ式の方が向いています。

サーミコン(熱線)式とローラー式

フラッシュ式、レーザー式、高周波式の各方式は、毛根の発毛機能を高熱により弱体化し、毛が伸びないようにします。しかし「サーミコン(熱線)式」「ローラー式」の場合、発毛機能にはダメージを与えません。

サーミコン式脱毛器は、ムダ毛をヘッドの熱線に当てて処理します。表層に出た部分を焼くだけなので、毛はすぐに伸びてきます。

ただ、処理すると毛先が丸くなるため、カミソリで生じるチクチク感がイヤだという人には向いています。

そして「ローラー式」ですが、これはローラーのスリットにムダ毛を絡ませ、そのまま引き抜くというもの。

つまり毛抜と変わらないのですが、広い面積をさっと手入れできるのが利点になっています。もちろん毛穴はダメージを受けるため、肌を大事にしたい人にはおすすめできません。

よく売れている家庭用脱毛器の値段

家庭用脱毛器の値段について
「家庭用脱毛器を買おう」と決めた時、まず調べたくなるのがその値段でしょう。

ここではネットのデータを元に、よく売れている家庭用脱毛器の価格を一覧にしてみました(「照射面積」「ワンショットでの単価」も添えておきます)。

・ケノン
値段…69,800円(税込)
照射面積…9.25平方センチ
ワンショットでの単価…0.04〜0.59円

・シルクエキスパート
値段…49,299円(税込)
照射面積…6平方センチ
ワンショットでの単価…1.78円

・4x
値段…38,999円(税込)
照射面積…1平方センチ
ワンショットでの単価…0.08円

・ラヴィ
値段…40,000円(税込)
照射面積…6平方センチ
ワンショットでの単価…0.24〜0.61円

・レイボーテグランデ
値段…116,640円(税込)
照射面積…12平方センチ
ワンショットでの単価…0.05円

・ルメア・プレステージ
値段…57,998円(税込)
照射面積…4平方センチ
ワンショットでの単価…0.20円

・光エステ
値段…25,200円(税込)
照射面積…5.4平方センチ
ワンショットでの単価…0.29円

これらのうち、1番ハイレベルな機種はレイボーテグランデの116,640円、そして1番格安なのは光エステの25,200円です(ちなみにさらに安いものもあるのですが、それらは実際には「除毛器」なので除外しました)。

上で書いたように、購入時にはカートリッジの価格を考慮しなければなりません。一覧では省きましたが、カートリッジの費用がどれほどなのか、自分で調べておきましょう。本体とカートリッジの合計を比較することで、実際の価格差がハッキリします。

そして、ワンショットでの単価も重要なファクターです。

一覧を見て、「ワンショットの差なんて取るに足らない」と考える人もいるでしょう。

しかし、脱毛は1回の照射では終わりません。処理部位に2週間に1回、光を当て続ける必要があります。つまりワンショットならわずかな違いでも、継続することで相当な差となるのです。

最後に「照射範囲」も大切です。1回の照射面積の数値に反比例してショットの数は減少しますから、そのデータによってカートリッジのコストが変化します。

なお、4xの照射面積がとりわけ狭くなっていますが、これは4xがレーザー式だから……。
レイボーテグランデやケノン(2つともフラッシュ式)と比較すると、大きな違いがあります。

広い部位を処理するなら、ワンショットでの単価と照射面積を必ずチェックしておきましょう。

以上、家庭用脱毛器の長所と短所、選び方のコツなどについて紹介してみました。いかがだったでしょうか?

何度も書いたように、家庭用脱毛器で得られる効果は方式&機種次第です。
そのデータをきっちり調べておくことが、賢い購入のコツとなります。

ぜひ自分にふさわしい機種を手に入れ、快適な脱毛生活を送って下さい。

医療脱毛クリニック選びで失敗しないためには?

昔は「金持ちだけがおこなう美容術」と称された脱毛。ところが美意識の向上とともに、キレイな肌を探求する女性が多くなり、脱毛の施術に通うのも別段珍しいことではなくなりました。
特に足や腕を露出するファッションを好む人は、自己処理では肌のコンディションが悪化すると知り、脱毛士に毛の処理を一任するようになっています。

いざ脱毛をおこなうとなると、選択肢は2つに絞られます。つまり、脱毛サロンか、医療クリニック。

以前は、有名なタレントやモデルが起用されたコマーシャルの影響で、サロンを選ぶ人が圧倒的でした。しかし最近では医療クリニックの良いところも喧伝されつつあり、「どちらと契約しよう……」と思い悩む女性も少なくないようです。

そこで、このページでは医療脱毛クリニックに注目し、その詳細を解説してみることにしました。
脱毛サロンと医療脱毛クリニックはどう違うのか、脱毛方法の特徴と魅力、クリニックのメリットとデメリット、クリニックの失敗しない選び方など、脱毛未経験者に役立つ知識を色々と紹介していきます。

医療脱毛クリニックの3つの特色とは?

医療脱毛クリニック
すでに述べたように、ムダ毛のプロが施術してくれるのは、現在では医療脱毛クリニックとサロンしかありません。
クリニックに通うなら、あらかじめその特徴を分かっておいた方がいいでしょう。

1)レーザー光線で毛根にアプローチする

サロンの施術よりも医療クリニックの施術の方が、はるかに効果があがると言われています。というのも、クリニックの機器はパワーの強烈なレーザー光線を使って脱毛をおこなうからです。

レーザー脱毛の歴史は約30年前にさかのぼります。ハーバード大学ウェルマン皮膚研究所の科学者チームがレーザーの新しい可能性に気づき、雑誌「サイエンス」に「選択的光熱凝固理論」を発表したのです。これは、紀元前から続く長い脱毛の歴史の中でも、革命的な発見となりました。(ちなみに、チームの一員であるR・ロックス・アンダーソンは、入れ墨を消すインクを考案したことでも有名です)。

それまで最も知られていた脱毛方法は、「美容電気脱毛」(「ニードル脱毛」)でした。これは1875年にセントルイス在住の眼科医チャールズ・ミッチェルが発見したもので「電気分解脱毛法」と名付けられています。細い電極(プローブ)を毛穴に差し入れ、毛を生育させる毛包を微弱な電気によって凝固化する、というものです。

この方法は発毛自体を阻害するという点で優れており、日本を含めた世界中で使われてきましたが、なにしろ針状のプローブを毛穴に手作業で挿入していくために時間と手間がかかり、それだけ料金も高くなってしまいます。
しかも痛みがひどく、客側はかなりの我慢を強いられます。

この状況を一変したのが、レーザー脱毛の発明でした。

レーザー脱毛が革命的だったのは、毛に3%だけ含まれているメラニン色素をターゲットにした点です。

単一の波長しか持たないレーザー光線は、他の光のように四方八方に広がらず、真っ直ぐに進みます。指向性が高く、小さな部位に集光することができるので、損傷を与えるパワーは抜群です。

そしてもうひとつの特性は、波長によって特定の色だけに作用する、という点。つまり、青、黒、赤といった色がついたモノに光線を射出すると、それだけで甚大なダメージを与えられる、ということです。

脱毛では、黒だけに作用するように波長を700nm〜1000nmに調節。メラニン以外には反応しないため、肌へダイレクトに射出できます。

レーザーは黒のメラニンに吸収され、65度から70度に及ぶ熱エネルギーに変化するのですが、この高熱が毛包の幹細胞にダメージを与え、毛の産生を阻害するわけです。

施術は、波長をアレンジしてレーザー光線を照射するだけ。照射口は直径数ミリですが、1回の射出は100分の1秒で終わるので、スピーディな施術が可能です。

最初は白人向けのルビーレーザーのみでしたが、すぐにアレキサンドライトレーザーという黄色人種向けのものが登場し、日本にも輸入されました。
今は色々な媒質を用いたレーザー光線があり、部位や毛の質に合わせて選べるようになっています。

2)「永久脱毛」ができる

脱毛に関しては、いい加減な情報が広まっています。たとえば「1回光線を当てれば、その部位はすぐにツルツルになる」と思っている人がいます。

もちろん、これは間違いです。毛の産生を促進する毛包は丈夫な組織で、1回の照射ぐらいではそれほど損傷を受けません。

また脱毛は、毛の成長サイクル(毛周期)に合わせて照射を続ける必要があります。施術をおこなうのは2ヶ月に1度ほどで、光が何度も当たるうちにムダ毛が薄くなっていき、そのうち部位がツルツルになって脱毛終了。完全に施術が終わるまで数年間かかる場合もあります。

ちなみにサロンでも毛包にアプローチする光線を使いますが、その出力が制限されているために、毛包は一時的に弱体化するだけです。脱毛完了から数年すると、ムダ毛はまた伸びてしまいます。

その点、医療クリニックでは出力が強いレーザー光線を用いるため、毛包が死滅する可能性が高くなっています。
つまり、いわゆる「永久脱毛」がおこなえるわけです。

3)施術がおこなえるのは医師だけ

上で言ったように、サロンの脱毛方法はクリニックと共通するところがありますが、射出されるライトの種類が異なるためにレーザー脱毛とは呼べません。また照射パワーに関する限り、レーザーとサロンの光線では砲弾と銃弾ほどの差があります。サロンのエステティシャンに資格が必要とされないのも、サロンの光線の威力が限定されているからです。

一方、レーザー脱毛はパワーの強い光線を使うので、ちょっとした操作ミスが大きな事故につながりかねません。そのため脱毛マシンを扱えるのは、万一の時に対処できる医師に限られています。もちろん医療設備も万全なので、その点でも安心できます。

医療脱毛の良いところ&悪いところ

良いところ&悪いところ

良いところ

・医者が脱毛マシンを操作するので、トラブルになってもきちんと対処してくれる
・レーザーの威力が強いため、施術以降は毛が伸びない確率が高い
・脱毛完了までの時間がサロンよりずっと短く、施術回数も比較的少ない

悪いところ

・格安キャンペーンの多いサロンより、料金がかなり高い
・レーザーの痛みが強く、施術そのものがイヤになりがち
・肌が弱い人は毛膿炎や炎症などが起きる怖れがある

医療クリニックと脱毛サロンの違いとは?

医療クリニックと脱毛サロンの違いとは?
医療クリニックと脱毛サロンの違いについては上でも少し触れましたが、ここでさらに違う点を述べてみます——

料金

脱毛が一般化する前から、サロンは雑誌に大きな広告を載せていますが、そこには目立つ活字で「今だけの値引きキャンペーン」「お得なコースプラン」などと書かれています。これで分かる通り、サロンで施術を受けるメリットのひとつは、その費用の安さです。

一方、クリニックは医療機関なので、料金が大きくディスカウントされることはあまりありません。

ここで、クリニックとサロンの施術コストがどれくらいなのか、一覧にして比較してみましょう。

最初に脱毛サロンから。知名度の高い大手サロン20社の公式サイトから、各パーツの平均料金を出してみたところ——

・全身…164,700円
・顔…41,033円
・うなじ…19,000円
・ワキ…16,833円
・腕(ヒジ上)…47,800円
・腕(ヒジ下)…48,600円
・背中(上下)…71,600円
・VIO…58,633円
・足(ヒザ上)…56,300円
・足(ヒザ下)…55,100円

という結果になりました。

次に医療クリニックです。こちらもネットでよく名前を見かける20院の平均コストを計算しました——

・全身…401,945円
・顔…131,325円
・うなじ…57,250円
・ワキ…14,825円
・腕(ヒジ上)…83,375円
・腕(ヒジ下)…82,500円
・背中(上下)…91,917円
・VIO…67,975円
・足(ヒザ上)…108,750円
・足(ヒザ下)…100,500円

こうして比較すると、料金の差は一目瞭然です。特に違いの大きいのが顔脱毛で、クリニックの料金はサロンの3倍以上になっています。

効果

サロンと医療クリニックでは脱毛方式の異なる器械を導入しているため、その効果にも相当な差が出ます。

サロンでは現在、4、5種類の脱毛方法が使われていますが、その中で最も導入率の高いのがIPL脱毛です(「光脱毛」「フラッシュ脱毛」とも呼ばれます)。

ショットごとの照射面積が広く、背中、腕、脚などの部位に最適です。照射パワーが抑制されているため、痛みもほとんど感じずにすみます。

その他の方法には、毛包全体ではなくバルジ領域のみをターゲットにするSHR脱毛、クリプトンライトとジェルを併用するSSC脱毛などがありますが、いずれもその脱毛効果は限られています。つまり、サロンの施術は発毛を短期間だけ抑える「抑毛」「減毛」にすぎず、その効果は数年だけです。

一方、医療クリニックのレーザーはパワーが抜群なので、施術が完了すれば、発毛機能が回復する可能性は低くなります。

保証

脱毛サロンも医療クリニックも、保証についてはあまり差がありません。

納得いくまで施術に通える「永久保証」、期限を一定日数だけ延長できる「期間保証」、中途解約の際に前金の一部を返してくれる「返金保証」などは、クリニックでもサロンでも用意されています。

ただ、各院によって条件・保証種類が違うので、あらかじめ公式サイトなどで確認しておきましょう。

その他

案外言及されないのですが、クリニックとサロンの支店(支院)数の差というのは重要です。

脱毛は短期間で終了するものではありません。部位のムダ毛がなくなるまで日数がかかり、全身脱毛のようなコースになると、施術に数年かかる場合もあります。

その間、人によっては生活環境がすっかり変わってしまうケースも出てきます。たとえば転勤・引っ越しが典型ですが、転居先にこれまで通っていたクリニックの支院がないため、契約時の前払金がムダになることもあります。

部分脱毛なら数万円なのでまだマシですが、大掛かりなプランだと前払金は大抵20万円以上します。
こうなると転居後もそのお金を活かしたい、と考えるのも当然でしょう。

名前の知られた大手サロンなら全国に多くの店舗を設けているため、転居後も施術を続けられる可能性が高くなります。ところがクリニックの場合、全国でチェーン展開をしているところは少なく、引っ越してしまうと契約が活かせなくなるケースが多いようです。

ということで、「引っ越しの機会が多い」という人の場合、全国に店舗の多い有名サロンを選んだ方がいいかもしれません。

クリニックを選ぶ時の5つの注意点

クリニックを選ぶ時の注意点

保証期間が大事

一旦脱毛の施術をスタートすると、決められた日数内に契約した回数を完了させる必要があります。プランや部位によってその期限は異なりますが、2〜3年というのが一般的です。中には5年という長いところもあるので、忙しくて施術に行きづらいという人はそちらを選ぶといいでしょう。

ちゃんとリスクを説明しているか?

クリニックでは照射出力の強いレーザーを使うので、医者は契約前にそのリスクを客側に説明しなくてはいけません。公式サイトにもそのリスクが明記してあるか、確認しましょう。

料金設定はどうなっているか?

クリニックの中には、料金が高いことをごまかすため、わざとあいまいな料金設定にしているところもあります。
そういう医院は不誠実なので、総額がはっきり分かるクリニックと契約しましょう。

医師の情報は書かれている?

施術担当の医師に関して、その情報が公式サイトに明記されているか、あらかじめチェックしておきましょう。情報を書いていないクリニックは、信頼性に欠けます。

医師がカウンセリングをおこなっているか?

施術は医者がおこなうものの、カウンセリングは看護師が担当するクリニックもあるようです。
脱毛といってもあくまで客は患者ですから、そんな態度は誠実とは言えません。
他の医院と契約した方が無難でしょう。

以上、医療クリニックについて、色々な情報をお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。

クリニックに関しては「レーザーでの施術が怖い」「費用がサロンの何倍もかかる」といった理由で「行きたくない」という人もいるでしょう。ただ、その脱毛効果はサロンより確かです。結果を重視したい、という人は、やはりクリニックを選ぶべきだと思います。

どうかこのサイトを参考にして、自分に合ったクリニックを見つけて下さい。