医療脱毛クリニック選びで失敗しないためには?

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昔は「金持ちだけがおこなう美容術」と称された脱毛。ところが美意識の向上とともに、キレイな肌を探求する女性が多くなり、脱毛の施術に通うのも別段珍しいことではなくなりました。
特に足や腕を露出するファッションを好む人は、自己処理では肌のコンディションが悪化すると知り、脱毛士に毛の処理を一任するようになっています。

いざ脱毛をおこなうとなると、選択肢は2つに絞られます。つまり、脱毛サロンか、医療クリニック。

以前は、有名なタレントやモデルが起用されたコマーシャルの影響で、サロンを選ぶ人が圧倒的でした。しかし最近では医療クリニックの良いところも喧伝されつつあり、「どちらと契約しよう……」と思い悩む女性も少なくないようです。

そこで、このページでは医療脱毛クリニックに注目し、その詳細を解説してみることにしました。
脱毛サロンと医療脱毛クリニックはどう違うのか、脱毛方法の特徴と魅力、クリニックのメリットとデメリット、クリニックの失敗しない選び方など、脱毛未経験者に役立つ知識を色々と紹介していきます。

医療脱毛クリニックの3つの特色とは?

医療脱毛クリニック
すでに述べたように、ムダ毛のプロが施術してくれるのは、現在では医療脱毛クリニックとサロンしかありません。
クリニックに通うなら、あらかじめその特徴を分かっておいた方がいいでしょう。

1)レーザー光線で毛根にアプローチする

サロンの施術よりも医療クリニックの施術の方が、はるかに効果があがると言われています。というのも、クリニックの機器はパワーの強烈なレーザー光線を使って脱毛をおこなうからです。

レーザー脱毛の歴史は約30年前にさかのぼります。ハーバード大学ウェルマン皮膚研究所の科学者チームがレーザーの新しい可能性に気づき、雑誌「サイエンス」に「選択的光熱凝固理論」を発表したのです。これは、紀元前から続く長い脱毛の歴史の中でも、革命的な発見となりました。(ちなみに、チームの一員であるR・ロックス・アンダーソンは、入れ墨を消すインクを考案したことでも有名です)。

それまで最も知られていた脱毛方法は、「美容電気脱毛」(「ニードル脱毛」)でした。これは1875年にセントルイス在住の眼科医チャールズ・ミッチェルが発見したもので「電気分解脱毛法」と名付けられています。細い電極(プローブ)を毛穴に差し入れ、毛を生育させる毛包を微弱な電気によって凝固化する、というものです。

この方法は発毛自体を阻害するという点で優れており、日本を含めた世界中で使われてきましたが、なにしろ針状のプローブを毛穴に手作業で挿入していくために時間と手間がかかり、それだけ料金も高くなってしまいます。
しかも痛みがひどく、客側はかなりの我慢を強いられます。

この状況を一変したのが、レーザー脱毛の発明でした。

レーザー脱毛が革命的だったのは、毛に3%だけ含まれているメラニン色素をターゲットにした点です。

単一の波長しか持たないレーザー光線は、他の光のように四方八方に広がらず、真っ直ぐに進みます。指向性が高く、小さな部位に集光することができるので、損傷を与えるパワーは抜群です。

そしてもうひとつの特性は、波長によって特定の色だけに作用する、という点。つまり、青、黒、赤といった色がついたモノに光線を射出すると、それだけで甚大なダメージを与えられる、ということです。

脱毛では、黒だけに作用するように波長を700nm〜1000nmに調節。メラニン以外には反応しないため、肌へダイレクトに射出できます。

レーザーは黒のメラニンに吸収され、65度から70度に及ぶ熱エネルギーに変化するのですが、この高熱が毛包の幹細胞にダメージを与え、毛の産生を阻害するわけです。

施術は、波長をアレンジしてレーザー光線を照射するだけ。照射口は直径数ミリですが、1回の射出は100分の1秒で終わるので、スピーディな施術が可能です。

最初は白人向けのルビーレーザーのみでしたが、すぐにアレキサンドライトレーザーという黄色人種向けのものが登場し、日本にも輸入されました。
今は色々な媒質を用いたレーザー光線があり、部位や毛の質に合わせて選べるようになっています。

2)「永久脱毛」ができる

脱毛に関しては、いい加減な情報が広まっています。たとえば「1回光線を当てれば、その部位はすぐにツルツルになる」と思っている人がいます。

もちろん、これは間違いです。毛の産生を促進する毛包は丈夫な組織で、1回の照射ぐらいではそれほど損傷を受けません。

また脱毛は、毛の成長サイクル(毛周期)に合わせて照射を続ける必要があります。施術をおこなうのは2ヶ月に1度ほどで、光が何度も当たるうちにムダ毛が薄くなっていき、そのうち部位がツルツルになって脱毛終了。完全に施術が終わるまで数年間かかる場合もあります。

ちなみにサロンでも毛包にアプローチする光線を使いますが、その出力が制限されているために、毛包は一時的に弱体化するだけです。脱毛完了から数年すると、ムダ毛はまた伸びてしまいます。

その点、医療クリニックでは出力が強いレーザー光線を用いるため、毛包が死滅する可能性が高くなっています。
つまり、いわゆる「永久脱毛」がおこなえるわけです。

3)施術がおこなえるのは医師だけ

上で言ったように、サロンの脱毛方法はクリニックと共通するところがありますが、射出されるライトの種類が異なるためにレーザー脱毛とは呼べません。また照射パワーに関する限り、レーザーとサロンの光線では砲弾と銃弾ほどの差があります。サロンのエステティシャンに資格が必要とされないのも、サロンの光線の威力が限定されているからです。

一方、レーザー脱毛はパワーの強い光線を使うので、ちょっとした操作ミスが大きな事故につながりかねません。そのため脱毛マシンを扱えるのは、万一の時に対処できる医師に限られています。もちろん医療設備も万全なので、その点でも安心できます。

医療脱毛の良いところ&悪いところ

良いところ&悪いところ

良いところ

・医者が脱毛マシンを操作するので、トラブルになってもきちんと対処してくれる
・レーザーの威力が強いため、施術以降は毛が伸びない確率が高い
・脱毛完了までの時間がサロンよりずっと短く、施術回数も比較的少ない

悪いところ

・格安キャンペーンの多いサロンより、料金がかなり高い
・レーザーの痛みが強く、施術そのものがイヤになりがち
・肌が弱い人は毛膿炎や炎症などが起きる怖れがある

医療クリニックと脱毛サロンの違いとは?

医療クリニックと脱毛サロンの違いとは?
医療クリニックと脱毛サロンの違いについては上でも少し触れましたが、ここでさらに違う点を述べてみます——

料金

脱毛が一般化する前から、サロンは雑誌に大きな広告を載せていますが、そこには目立つ活字で「今だけの値引きキャンペーン」「お得なコースプラン」などと書かれています。これで分かる通り、サロンで施術を受けるメリットのひとつは、その費用の安さです。

一方、クリニックは医療機関なので、料金が大きくディスカウントされることはあまりありません。

ここで、クリニックとサロンの施術コストがどれくらいなのか、一覧にして比較してみましょう。

最初に脱毛サロンから。知名度の高い大手サロン20社の公式サイトから、各パーツの平均料金を出してみたところ——

・全身…164,700円
・顔…41,033円
・うなじ…19,000円
・ワキ…16,833円
・腕(ヒジ上)…47,800円
・腕(ヒジ下)…48,600円
・背中(上下)…71,600円
・VIO…58,633円
・足(ヒザ上)…56,300円
・足(ヒザ下)…55,100円

という結果になりました。

次に医療クリニックです。こちらもネットでよく名前を見かける20院の平均コストを計算しました——

・全身…401,945円
・顔…131,325円
・うなじ…57,250円
・ワキ…14,825円
・腕(ヒジ上)…83,375円
・腕(ヒジ下)…82,500円
・背中(上下)…91,917円
・VIO…67,975円
・足(ヒザ上)…108,750円
・足(ヒザ下)…100,500円

こうして比較すると、料金の差は一目瞭然です。特に違いの大きいのが顔脱毛で、クリニックの料金はサロンの3倍以上になっています。

効果

サロンと医療クリニックでは脱毛方式の異なる器械を導入しているため、その効果にも相当な差が出ます。

サロンでは現在、4、5種類の脱毛方法が使われていますが、その中で最も導入率の高いのがIPL脱毛です(「光脱毛」「フラッシュ脱毛」とも呼ばれます)。

ショットごとの照射面積が広く、背中、腕、脚などの部位に最適です。照射パワーが抑制されているため、痛みもほとんど感じずにすみます。

その他の方法には、毛包全体ではなくバルジ領域のみをターゲットにするSHR脱毛、クリプトンライトとジェルを併用するSSC脱毛などがありますが、いずれもその脱毛効果は限られています。つまり、サロンの施術は発毛を短期間だけ抑える「抑毛」「減毛」にすぎず、その効果は数年だけです。

一方、医療クリニックのレーザーはパワーが抜群なので、施術が完了すれば、発毛機能が回復する可能性は低くなります。

保証

脱毛サロンも医療クリニックも、保証についてはあまり差がありません。

納得いくまで施術に通える「永久保証」、期限を一定日数だけ延長できる「期間保証」、中途解約の際に前金の一部を返してくれる「返金保証」などは、クリニックでもサロンでも用意されています。

ただ、各院によって条件・保証種類が違うので、あらかじめ公式サイトなどで確認しておきましょう。

その他

案外言及されないのですが、クリニックとサロンの支店(支院)数の差というのは重要です。

脱毛は短期間で終了するものではありません。部位のムダ毛がなくなるまで日数がかかり、全身脱毛のようなコースになると、施術に数年かかる場合もあります。

その間、人によっては生活環境がすっかり変わってしまうケースも出てきます。たとえば転勤・引っ越しが典型ですが、転居先にこれまで通っていたクリニックの支院がないため、契約時の前払金がムダになることもあります。

部分脱毛なら数万円なのでまだマシですが、大掛かりなプランだと前払金は大抵20万円以上します。
こうなると転居後もそのお金を活かしたい、と考えるのも当然でしょう。

名前の知られた大手サロンなら全国に多くの店舗を設けているため、転居後も施術を続けられる可能性が高くなります。ところがクリニックの場合、全国でチェーン展開をしているところは少なく、引っ越してしまうと契約が活かせなくなるケースが多いようです。

ということで、「引っ越しの機会が多い」という人の場合、全国に店舗の多い有名サロンを選んだ方がいいかもしれません。

クリニックを選ぶ時の5つの注意点

クリニックを選ぶ時の注意点

保証期間が大事

一旦脱毛の施術をスタートすると、決められた日数内に契約した回数を完了させる必要があります。プランや部位によってその期限は異なりますが、2〜3年というのが一般的です。中には5年という長いところもあるので、忙しくて施術に行きづらいという人はそちらを選ぶといいでしょう。

ちゃんとリスクを説明しているか?

クリニックでは照射出力の強いレーザーを使うので、医者は契約前にそのリスクを客側に説明しなくてはいけません。公式サイトにもそのリスクが明記してあるか、確認しましょう。

料金設定はどうなっているか?

クリニックの中には、料金が高いことをごまかすため、わざとあいまいな料金設定にしているところもあります。
そういう医院は不誠実なので、総額がはっきり分かるクリニックと契約しましょう。

医師の情報は書かれている?

施術担当の医師に関して、その情報が公式サイトに明記されているか、あらかじめチェックしておきましょう。情報を書いていないクリニックは、信頼性に欠けます。

医師がカウンセリングをおこなっているか?

施術は医者がおこなうものの、カウンセリングは看護師が担当するクリニックもあるようです。
脱毛といってもあくまで客は患者ですから、そんな態度は誠実とは言えません。
他の医院と契約した方が無難でしょう。

以上、医療クリニックについて、色々な情報をお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。

クリニックに関しては「レーザーでの施術が怖い」「費用がサロンの何倍もかかる」といった理由で「行きたくない」という人もいるでしょう。ただ、その脱毛効果はサロンより確かです。結果を重視したい、という人は、やはりクリニックを選ぶべきだと思います。

どうかこのサイトを参考にして、自分に合ったクリニックを見つけて下さい。

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